本日はSEIKO社のゼンマイ式時計の修理です。
中を開けて見ると、一度他の時計店で修理をされたようでした。
こちらのタイプの時計は、止まる原因は軸の摩耗により軸穴が変形してしまった事が殆どです。穴の修正が難しいのですが、今回も何とか修正が出来ました。
このタイプの時計で一番重要な事は、ただの飾りに見えますが振子が命です。
ほんの少しでも傾くだけで振子は止まってしまいます。
注意事項としては、
●壁にかける時は水平を心がけてください。
●音を聞いてほしいのですが、往復の音はちゃんと均一でしょうか。時計が傾いてしまうと音も変わってしまいます。
●時間がずれる時は、振子の下にネジがあります。飾りを上にあげると時間は早く進みます。飾りを下に下げると時間は遅くなります。
●殆どが一週間巻きです。6日位でゼンマイを巻いてあげてほしいです。
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