本日は初遠近デビューのお客様の話です。
「近くも見えなくなり我慢できないです。遠く用と老眼鏡と2本は持ちたくないです。1本で済ませたいですが初めて遠近をかけます」
との方が来店されました。55歳との事。
お話をお伺いしてまして、逆にこの年齢まで老眼鏡も持たずによく頑張られたなと思いますよ。
今かけている眼鏡をお借りしてレンズ度数を見ると、少し強めのお客様でした。
察するに自分でもレンズ代が高くなるのを心配していたのかなと思いました。
度数を測定すると、右目は0.7ぐらいで、左目は1.5見えました。
左右の度数差が大きく不同視の方でした。
左右差が大きいと立体的に見るのが難しいのです。
こういう時は、左目の度数を落とし右目の視力に近づけます。
お客様にその旨を説明すると、
「前の眼鏡店でも同じようなことを言われた」との事でした。
40代ですと弱めの遠近レンズですが、50代後半ですと強くなります。
こうなると歪みが大きくなってしまい、
流石にデビューは難儀と思いましたので
20㎜累進帯をお勧めしました。
「お金は持ってきたから高くても大丈夫」とのことでしたが、
逆にこういわれますと、どこまでをお勧めしていいのか分かりませんよね。
フレームは今かけているものと近いデザインでセレクト。
シャルマンのエクセレンスチタンで軽くて弾力性のあるフレーム。
レンズもお求めやすいお値段ながら高性能のHOYAシンクロで作成させて頂きました。
掛けた時に「あっ。良く見える」と言っていただけたのが、印象深かったです。
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