本日はロレックスの偽物と思われる話です。
先日問い合わせがございまして、
「バンド調整お願いしたいのですが、やっておりますか?」との事で、
「やっております」とお伝えしたところ、
小出しでロレックスの新品イエローゴールドのバンド調整の単語がでてきました。
ロレックスのイエローゴールドの調整はやりたくないものです。
(購入されたお店でやってもらってくださいませ。)
「傷をつけるつもりはないですが、手が滑って傷をつけても責任は持てません」
とお伝えしたところ30分後に来店。
どうしても調整したかった事がわかりますね。
お客様からロレックスを手渡された瞬間に、
第一感…「軽すぎ‥‥」瀬戸物みたいに密度がないバンドです。
恐る恐る、「こちらはどちらで買われました‥‥?」
「ネットから。240万で購入」
「保証書はあるのですか?」
「無いです」
保証書もない数百万もする物をよくネットで買われたと思いましたよ。
「お客様にこういうのは失礼かと思うのですが、このロレックスは軽すぎると思うのですが本物の金ですか?」
と失礼ながら尋ねると、お客様も何か思いあたる節があるようで、
「俺も箱から出した瞬間こんなに軽いのかと思った。」
見れば首には金のアクセサリ。
相当金が好きなのだろうなと思います。
お客様自身、金が好きだと言っておりました。
金を常に触っているから、ご自身も持った瞬間にこんなに軽いのかと感想をお持ちの様でした。
こういう時に限ってグラム計量器が見つからない‥‥
うちの父親が同じロレックスのイエローゴールドを持っていますので、
両手に持たせてみましたら、父親のほうが重たいとご自身でも納得のご様子。
長い間ロレックスを触っていますと本物は質感が違います。
口で説明は出来ないのですが金属のさわった質感や重量、
プリントの質感の迫力が違います。
会計を済ませたら飛び出すように帰る姿が印象的でした。
このお客様から以降のご連絡はないですが、
今回ばかりは私の意見が外れて、お客様の意見が正しかったことを願うばかりです。
最近のニュースを見てますと、老人を騙して老後資金を巻き上げたり、
効率を求めて強盗したり、収穫前の農作物を盗んだり、
悪いことを悪びれもせずやる時代になったと思うことばかりです。
生活苦より安易にお金を稼ぎたいという理由にしか見えません。
犯罪の精神的ハードルが、下がったように感じます。
「当店で買ってくれ」というわけではないのですが、
安心できるお店で購入するのをお勧めいたします。
追伸
当店では真贋鑑定は致しませんのであしからず。
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